富山人の旅ログ

富山県在住。県内の色々な場所を巡ります。

富山駅を歩く

この間の週末、富山駅に用事があり、その際に富山駅を散歩しました。

長年続いた高架化工事、路面電車の南北直通工事が一段落し、綺麗な駅前になった印象です。

 

 

富山駅南口

写真左手に見えている建物は、「JR富山駅ビル」。低層階が「マルート」という商業施設で、高層階がホテルになっています。開業からちょうど1周年になります。

落ち着いた外観の印象で、富山駅のデザインともマッチしているように感じます。

マルート側から見た富山駅舎です。手前に路面電車の軌道が伸びており、写真奥の建物は富山地方鉄道電鉄富山駅」ビルと、商業施設「マリエ」ですね。

もう今では当たり前の光景になりましたが、旧ライトレールの車両がこちら側(南口側)にやってきたときは、少し違和感を感じました。

地下道を通って北口へ

あえて、地下道を通って北口の方へ向かいます。昔は多くの人が往来していた地下道ですが、高架化工事が完了した今現在では、誰も歩いていません。重たい列車の走行音と、人々のカツカツと歩く音が響いていた頃が少し懐かしく思われます。

しかし、駅周辺の建物同士を結んでいるという側面もあるので、全く必要ないということはなさそうです。

北口に出ると、ちょうど岩瀬浜方面からLRTがやってきました。富山駅高架下で南北の軌道がつながっている今、岩瀬浜発の電車はほぼ全てが富山駅を超えて、南富山駅や大学前まで運行されます。岩瀬浜方面からの乗客からすれば、電車一本で都心部にアクセスできるので、便利ですね! 

写真手前側が歩行者の渡ることができる通路となっています。列車が通過する際には、警告音とアナウンスで、「渡らないでください」と案内がされる。小さな子供は飛び出したりするかもしれないので、少し危ないのかなと思います。同様に駅構内にも、線路上に歩行者横断通路があるのですが、そこくらいには、ホームドアのような列車が通過する際だけ閉まる仕切りがあってもいいように感じます。
             

 

富山駅北口。こちらは南口に比べると人通りが少なく、落ち着いている印象です。しかし、北電本社やインテックビルなどといったビルが集まっており、さらにすぐ近くに環水公園もあるため、洗練された街が広がっています。

富山駅北口から伸びるブールバール。ブールバールとは、街路樹や歩道などを備えた広い通りを意味するフランス語らしいです。この通りは環水公園まで伸びています。

 

富山駅構内を歩く

富山駅高架下南北自由通路。この日は北陸新幹線延長開業8周年記念ということで、何やら催しが開かれていました。この催しのおかげかは分かりませんが、とてもにぎわっていました。

新幹線乗り場。あと1年で北陸新幹線はさらに敦賀まで延長されるということで、これにより富山駅から京都・大阪方面への所要時間はある程度は短くなります。

現行の富山金沢間を結ぶシャトル列車「つるぎ」の去就なども含め、全体としてどのような運行形態になるのか興味深いですね。

そして、新幹線改札口の真反対にあるのが、市電乗り場です。奥のガラスの壁のデザインも含めて、とてもかっこいい停留所だと思います。

こちらはあいの風とやま鉄道の改札口。切符を通せる自動改札は未だにありませんが、ICOCAは使えます。JR高山本線の改札もここで行っています。

駅コンコースから天井を見上げてみます。右側が新幹線、左側が在来線のホームとなっていて、両ホームの境目が見える形となっています。ここがちょっと残念なところかなと思います。鉄骨部分が見えないようなデザインが個人的には良かったです。

この境目の真下が東西自由通路となっていて、南北自由通路から高架下の商業施設「とやマルシェ」や「クラルテ」にアクセスする際に通ることになります。

電鉄富山駅

富山地方鉄道電鉄富山駅の入り口です。列車が到着すると、多くの乗客がこの入り口から出てきます。

電鉄富山駅は今現在、高架化の工事を行っているようです。富山駅周辺の高架化工事も、かなり長い年月をかけて行われていることが分かります。

このような形で3番線、4番線が一時的に少し遠い位置に置かれているようです。

富山地方鉄道の発車案内ディスプレイ。電鉄富山寺田駅間はそこそこの運転頻度であるなと感じます。現状、富山地鉄は特急電車がなくなってしまったので、いつしか要客がコロナ禍前の水準に戻った際には、復活してほしいなと思う次第です。

まとめ

じっくり富山駅を歩いたのは久しぶりだったので、昔と比べると随分変わったなあ、おしゃれになったなあと感慨深い想いです。来年春には北陸新幹線敦賀まで延長開業しますし、電鉄富山駅の高架化工事、マリエもリニューアル工事ということで、今後も富山駅周辺はすこしずつ変化していくのでしょう。

また、マルートができたおかげか、思った以上に富山駅周辺が活気づいているようにも見えました。

今後も変わりゆく富山駅周辺を見守っていこうと思います。