富山人の旅ログ

富山県在住。県内の色々な場所を巡ります。

富山市・常西合口用水の桜並木

3月28日(火)

こんにちは、たかゆーです。

富山では観測史上最も早い桜の満開だとニュースで知りました。確かに今年は随分と早いなあと思います。

そんな中、常西合口用水の桜を見に行ってきました。

常西合口用水(じょうさいごうくちようすい))と言います。

常願寺川という大きな川から取水し、願寺川の西側を流れるので「常西」と言います。

合口用水というのは、昔、複数の箇所から取水していた用水路を合口化(一本化)することで、河川の氾濫時に被害を最小限にとどめる目的でつくられたものらしいです。(複数の箇所から取水していると、多量の水が平野部のあちこちに流れてしまいますからね)

 

まあ、ようするに大きな用水路のことなんですが、この用水路が遠い昔、明治の頃にできたおかげで、今、富山は水害もなく、豊かな農業や日常生活を営むことができているわけです。今では、農林水産省が選定した疎水百選にも選ばれています。

 

富山地方鉄道・上滝線、大川寺駅の目と鼻の先に、常西水神社というのがあります。用水路はこの神社のすぐそばを流れています。

桜と用水路です。この用水路にそって遊歩道があり、桜を見に散歩をしている人がちらほらいました。それにしてもすごい量の水です。立山の雪解け水がながれてきているんでしょうねえ。

 

水車もあります。ちょっとした発電もやっているようです。

 

こういう風景を見ると、富山は水に恵まれた場所なんだなあと思い知らされます。白波がたちすぎて、一瞬なんの写真か分からなくなりますね(笑)

 

常西合口用水と並行して流れる常願寺川の土手に上がってみます。川原が広すぎて常願寺川の水の流れが見えにくいですが、その向こうに見えるのが立山連峰です。雲がかかっていて標高の高い地点は見えていませんね~。富山の豊富な水はあの山々から流れてきているんですね。

 

元々、洪水対策や農業用の灌漑用水路として作られたこの水路ですが、水力発電や、富山市民の水道資源としても利用されています。一口に用水といっても、色んな使い方があるんですね。

 

 

豊富な雪解け水と満開の桜のコラボレーションは何だか富山らしくていいなあと思いました。新しい季節の到来は、心が晴れ晴れとした気持ちになる一方で、自分も新しい自分にならないといけないような気もして、どこか焦燥感を感じてしまうこともあり、いろんな感情が芽生えます。

とはいえ、春はやはりいいものです。これから夏に向けて、季節の移り変わりなんかも楽しみになってきますね。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!